抗精神病薬処方の適正化

精神科における過量投薬の問題についてマスコミでも取りあげられるようになってきました。

薬が増えすぎると脳の働きが過度に抑えられ、身体への負担も増加します。

最近の研究では精神的な症状の回復につながらないばかりか、病状を悪化させてしまう場合もあることが明らかになってきました。

 

当院では2011年から薬を出来る限り減らす試みを続けており、入院している6割以上の方が「抗精神病薬1種類だけ」となっています。

薬を急に減らしたり中止したりすると、再発のリスクを高め、今までなかった症状が出てくることもあるため、「ゆっくり少しずつ」を原則に、病院全体として取り組んでいます。

 

単剤化率の推移を表したグラフ(クリックすると大きくなります)

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m-ECT (修正型 電気けいれん療法)

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 m-ECTとは

「修正型電気けいれん療法」や「無けいれん電気けいれん療法」とも呼ばれます。

m-ECTは頭部に通電し、人為的に脳に電気活動を誘発する治療法です。

統合失調症の幻覚妄想状態や躁うつ病、うつ病などに効果があることが知られています。

 

電気ショックというイメージから不安や恐怖を感じる方も多いと思われますが、

全身麻酔によって患者さまが筋弛緩の状態で治療を行いますので、けいれんは起こりにくくなります。

当院では常勤麻酔医による管理指導のもとで、2017年7月時点で2800例のm-ECT施行実績があります。

 

 

SST

SSTとは「社会生活技能訓練」のことであり、

患者様が退院後に服薬や症状を自己管理し、自立して生きていくためのスキル(知恵や技術)を身につける治療方法です。

当院では特に服薬指導、症状管理に重点を置き、

福島医大の作成したプログラムに基づき、

「医師」「看護師」「薬剤師」「臨床心理士」「精神保健福祉士」のチームが協力して治療を行っています。

断酒への援助

平成22年度より、久里浜アルコール症センターのARP(アルコールリハビリテーションプログラム)に基づき、

アルコールでお悩みの方を対象にした「断酒への援助」を行っています。

外来でのサポートも行っておりますので、お気軽に病院までお問い合わせください。

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